レッシグ教授

先月上旬の話なんだけど、「クリエイティブ・コモンズスコットランド」プロジェクト立ち上げのPRを兼ねて、スタンフォード大学ローレンス・レッシグ教授が街の博物館でパネルディスカッションに参加する、というので行ってみた。……といってもたった一時間、初心者向けにレッシグ教授がプレゼンをして、パネラーとちょっとお話をしておしまい、という感じだったけど。
お話は、リミックスは文化的にも権力に健全な批判を行ううえでもとっても大事なんだけど、現在著作権管理はあまりに厳しすぎる。パブリックドメインの再利用がどんどん不可能になる本末転倒の状況で、「そこでクリエイティブ・コモンズですよ」という感じの、まあスタンダードな運び。面白かったのは、創作者本人の著作権を強く保護しようとする「モラル・ライト」と(英米より欧州でこの風潮が顕著)、クリエイティブ・コモンズの公益に開けたシステムが衝突するんじゃないか、という指摘があったこと。イベント終了後に、「イギリスの法廷でクリエイティブ・コモンズは抗弁として使えるんですか」と聞いてみたんだけど、緊張してたせいか「もちろん使えますよ」という以外、いまいち論旨がつかめなかった。
でもってどさくさにまぎれて一緒に行ったクラスメイトと教授とで写真を取ったりして。つぶらな瞳がプリティな方だった。なんでか「きみ日本人?」と国籍を当てられたんだけど、私ってたまにほかの国の人に間違われるんだけどな。