ゆっくり動きながら高速でこなす?

ゆっくり動きながら高速でこなす、一流の研究者のDoingリスト(Lifehacking.jp)

面白かったのは次の一瞬でした。12年前の記憶を呼び起こしながらファイルを探していると、探していたのとは別のファイルのディレクトリを発見したのです。
彼はちょっと顔を曇らせると「こんなところにあったのか…」とつぶやき、「でも今やっていることから離れるのはいやだな」と言ってリーガルパッドの方に、ディレクトリの情報をささっとリストの最後に付け加え、それまでやっていた作業を続行したのでした。
リストの作業は例外無く上から容赦なくこなしてゆき、発見できなかったものについては次に行なうべきアクションをリストに書き込んで、その日の会談は終わりました。
ほんの1時間程度の作業でしたが、この黄色いリーガルパッドが、私に非常に深い印象を与えました。
(中略)
……確実にこなしてゆく作業の裏で、「次になにをすべきか」という思考がフル回転している、そんな印象がありました。
黄色いノートパッドはそんな彼を脱線させないための「いま、何をしているか」のリストなのだということが見て取れました。実際、彼はリストに書かれている以外のことは、いっさい実行していません。
見つからずにいったんあきらめたファイルを「あ、あそこだったかも」と思い出した場合でも、そのコマンドを打ち込むのではなく、リストにそれが加わってゆくのです。
そしてリストの一番下までいったところで、「すべてのタスクが完了している」のではなく「完了しなかったものにかんするアジェンダが立ててある」という状態であったのにも注目すべきだと思いました。
このリストのうち、打ち消されていないものが、次のリストに加わってゆく訳です。単純で、アクションだけに根ざしたリスト作りのお手本を見ているようでした。(強調はatomon)

日々の仕事をこなすのは、なかなかこうはいきませんが近づければいいなと思います。


もう一つ。
ネット社会でのコンテンツ共有(つまりアンチ著作権強化)を訴える組織の集まりで、ケンブリッジ大のリサーチフェロー(経済学)が講演したそうな。
Shaping the Future forum: Rufus Pollock: Open Knowledge(SCA Blog)

An example is the commercial photographer who first resisted putting his photos on the image-sharing site Flickr under Creative Commons because he wanted to protect the commercial value of his work. He was persuaded to try putting just a selection of his least commercial photos on Flickr under a Creative Commons licence. He found that the experience of feedback and interaction he gained from doing that was a different experience to the commercial one and both were incredibly valuable to him.

著作権なんか取っ払って世の中に頒布したほうが、知名度上がってはるかに儲かるんじゃないですか?というお話。
この記事ではちょっと叙述が簡単すぎてピンと来ないけど。