8月15日・リアル中国人の反応

最近メッセンジャーをつなげたこともあって、中国人の人々とも親しく意見を交換することが増えたんだけれど、問題だったのは8月15日。一応その日の朝に「哀悼の意を表します」という文章を自分のスペースに上げて、さらに日本の英語版新聞の記事リンクをいくつか張って「日本はちゃんと配慮してるんだよ」というのを示してみることにした。こんな感じで。
で、中国から来ている政府系の人もご自身のスペースを持っていて、この日に触れていた。けれど私たちへの配慮からか、イギリスでの退役兵イベントなどとの絡みで紹介するスタイルをとっていたし、平和を願う、という結論でくくられていた。
そのあとコメント欄でしばらくやり取りしたんだけど、本当に平和的な人々で温かく私のコメントを受け入れてくれた。面白かったのは一人の若い中国人学生が「蒋介石のことも思い出したいところです。彼は確かに奇妙だけれど、とても偉大なことをした」と書き込んだのだ。で、それに対して先の人が「そうだね。蒋介石が中国に残した業績はとても大きいよ。でも、現在の共産党教育の中でその事実は封印されているね」と返していた。
日本軍を追い返したのは大半が蒋介石の功績であり、国連常任理事国のメンバーは最初中華民国であったのは常識中の常識だ。しかし現在の中国の様子をメディアからのみ見ていると、彼らはそんなことを忘れているようにさえ感じてしまうかもしれない。けれど、現実には各世代で多様な考え方をする人々がいて、必ずしも政府の煽動にのみ人々が踊っているわけではないのだな、と思う。無論ここはイギリスで、彼らにとっても自由に意見を交換できるからできることなんだろうけれど。