選挙のあと

日本では、衆参両院などの大掛かりな選挙の後といえば何が関心事となるだろう。新内閣人事や施政方針の発表もさることながら、各候補者の選挙違反の有無も時に問題となる。記憶に新しいのは、2001年参院比例選挙で二位当選したものの、大規模な郵政組織票の動員が摘発されて辞職に追い込まれた高祖憲治氏のケースだろう。特に現在選挙違反が報じられているわけではないが、今回のイギリス総選挙はどうか。ほぼ事前から労働党の総合的な勝利が予測されていたものの、イラク戦争問題などでの対応のまずさから苦戦を強いられるとの声も高かった。蓋を開けてみれば、保守党が巻き返しの決め手を欠いたこともあってさほどの激動はなかったものの、今回は双方にとって大きな重圧がかかる選挙であったはずだ。票田の確保がいかにして行われたか、その辺りを注目してみようと思う。
ところで、この記事によると、上で書いた高祖氏って衛生放送事業の会社の社長に天下ってるんだね。なんでもNHKに接待を受けたとか。なんていうか、「恩讐の彼方に」とか皮肉っても良いんだろうか。