この一週間は「リーディングウィーク」と名づけられ、私の専攻のすべての科目がお休み。フラットメイトのひとりで同じ学部の中国から来た女の子は、早速この一週間丸々ハイランド方面へ旅立ってしまった。私も、週末にどこかへバス旅行にでも行ってみたいと思っている。
正直な話、風邪ともろもろの生活の微調整(いろいろと。切実なものだと、インターネットの加入が問題。実はまだ導入できなくて、これは後々書くと思う)のため、過去5週間ほとんど授業に集中できなかった……、というのもそれはやはり言い訳で、ただ出席し、盛んに発言する数人の学生たちを眺めて少し口を挟む程度、というだけで日が過ぎてしまったのは、私自身の問題意識の低さによるものだったと思っている。
これだけの日数が過ぎて言うことではないと思うが、なんとなく授業にどう出たらいいのか、という感じがつかめてきたのがまだありがたい。結局私には専攻科目領域での社会経験もないし、観念論から入るビギナーとして授業に出席するしかない。これに対し、同じ科目を取っている生徒の中には現役の某国官僚や弁護士、相応の社会経験をつんだ人も多く、そういう人々はある意味立体的な視野を持ってクラスに臨んでいる感じがする。当然彼らの発言回数も極めて多く、非常に刺激を受けるのだけれど、では私だったらどう彼らの発言に内容あるコメントを返せるか、この一週間で試してみたいと思う。