写真は、1月から6月まですんでいた寮の自室。窓の外が小さくなってしまったけれど……。違う宿に移るという隣室の女の子も、外の景色を写真にして新しい部屋に貼り付けるつもりと言っていた。以前書いたとおり、この部屋に戻ろうかどうか模索してみたのだけれど、現実的にはあまり贅沢は言っていられない感じ。
この寮は、戦前に来日して機械工学・物理学を教えていたイギリス人にちなんだ名前がついているようだ。彼は東大や母国のさまざまな大学で教職を歴任したあと、最終的にこの大学の副学長になっていた。たまたまほかの件を検索していていてこの情報がわかったのだけれど、日本の近代化に関わった人の名が冠せられた宿に日本人が泊まっている状況が、偶然とはいえ少し縁深いような感じがした。