中国に続き、今後存在感を増していくインド等の非OECD諸国(PDF文書、国際投資顧問)
アメリカとバーレーンがFTA締結バーレーン・トリビューン)
インド新商業相、農業保護の姿勢を鮮明に(ジ・オーストラリアン)
 ……要するに今度の政権は、先月行われた選挙での地方農家の意向にモロに影響されているので、勢いこういう姿勢になるということらしい。
カナダ農家団体が政府にWTO交渉への積極的協力を求めるブルームバーグ
 ……このCAFTAという団体はカナダの農業輸出の5分の4を占める団体だそうで、政府がとっている農業保護政策による他国の高関税、輸入量割り当て制度などによって大きな損害をこうむっていると主張している。
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EC、遺伝子組み換え作物について最初の意見陳述書発表(BRIDGES)
 ……この話で興味深いのは、ECはWTOルールである「衛生植物検疫措置の適用に関する協定(SPS協定)」だけでは、遺伝子組み換え作物(GMO)のリスクやその検査方法といった全ての問題を包括するのに十分でないと主張している点だ。もちろん、これらの政府機関の発言を真に受けてばかりもいられないので、たぶんに政治的な機微があるのだとは思う。けれど、果たして従来の法的枠組みや判断基準だけで、GMOの非常に不透明な将来的リスクなどを語りきることが出来るのか、という点は記憶しておこうと思う。

本日は国立美術館へ行く。モネ、ドガセザンヌゴッホゴーギャンラファエロピサロほか、たくさんの前ルネサンスから印象派までの絵画を見る。私は美術知識も貧困な素人なので、絵についての薀蓄などはおこがましくて垂れられない。
ちなみに、ここには結構な量の肖像画も展示されている。18世紀末から19世紀までのさまざまな立場の人々の絵を見ながら、彼らは近代の空気の中で、どんなことで喜んだり天に毒づいたりしながら生活していたのだろう、と楽しい想像にふけることができた。
ただ、一つ気になったのは、この時代の人々の精緻な肖像画を見ても、顔つきや骨格が今とさほど変わらないように見えたことだ。もっとも身長の程度はわからないが、これに比べて日本人は、幕末・明治期の写真から見るに、なんと顔立ちや骨格が変化したことだろう。当然それらは食生活や住環境の変化などでもたらされたには違いないのだが、このあまりに劇的な、まさに「変貌」が意味するものはなんなのだろう。